2014年2月20日木曜日

【WPS.3】ユーザーさんが教えてくれたその威力

オンライン入稿・自動組版システムの「WPS.3」のユーザーさんは、北は山形から南は熊本まであって、そのうち何カ所かは年に何回かお邪魔させてもらう機会があります。

WPSやWEBサイト、その他よく分からないけど面白そうな話題について色々とお話を聞いたり、したりと、当然マジメな話しもするのですが、いつも楽しく訪問させていただいています。

WPSは、ユーザーである出版社さんにとっては、業務システムのひとつであり、それが稼働しなければ、業務に支障を来すので、我々も真剣に取り組んでいるのですが、それ以上に、厚い信頼や期待、たまに説教(良い意味で)をいただき、本当にお客様に恵まれているなあとつくづく思います。

その中で、経営者の方からのお話でよくあるのが、次の効果です。
「もし、このページ量をWPS.3無しでやっていたら、今のスタッフの人数では無理。その場合、コストが合わくなってしまって利益も出せないし、競争に勝てなくなる。」

なんだか手前味噌っぽくていやですが、
そもそも、こういう仕組みをやり出した頃、何人かの同業者から言われた言葉をよく覚えています。

自分で自分の首締めてどうするの?
制作の仕事がなくなるじゃないか

当時若輩ものなので、「そのうち自分たちの仕事はそうなるから、今のうちにやった方がいい」とは言い返さず「ですよねぇ」ぐらいにしておいたかな。

WPS.3が稼働すれば、究極的に言うと、

今のスタッフの数で、倍稼げる

と声を大にしていいたいところですが、
裏を返すと、「今のスタッフの半分でも現状こなせる」となってしまうのです。
そこで涙を流す人もいるかもしれないと思うと、躊躇してしまうわけです。

そして、そちら側の立場にたてば、
機械じゃ、こういうのができないだろ?だから人がやるんだよ!!
と言ってしまいそうです。

でもですよ、、、

本来、DTPやデザインをやる人たちが、ちょっと整理すれば機械でも出来ることをわざわざ人の手でやるよりかは、機械ではできないこと、人にしかできないことをやった方がよっぽど世のため、人のため、そして何より自分のためだと思うのです。

雇用が減るじゃないか!?

自分は違うと思います。機械でもできることをただ黙々とやるロボットのような人材を雇用する方が失礼だと思います。いつでも入れ替え可能な人材で回すなら、そこにはクリエイティブのかけらもありません。
人にしかできないこと、新しい企画やデザインを考え、ビジネスを拡げていく部分に人材を投下した方がよっぽど将来性があるのではないでしょうか。

世の中の出版物をすべて自動組版できるとは思ってません。
ただ、よくよく今の制作仕事を見つめてみると、非効率なことがいつのまにか当たり前になってしまっていないでしょうか。
一度ずれてしまうと、どんどんずれます。根本的な部分を見直せば、解決することも多々あると思います。

そして、それが解決されたとき、今まで出来なかったことが出来るようになっている、そういう夢を繋ぐためのシステムとして認知され導入されると自分達はとても嬉しいです。

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