見かけなくなった自動組版のソリューション
先日page2014に出展しましたが、以前は「自動組版」というキーワードで出展しているブースも多かったように思いますが、最近ではあまり見かけなくなった気がします。皆さんからみて興味がないのか、別世界のものとして諦めてしまったのか、あんなに盛り上がっていたのになあと。
実際、オンライン入稿や自動組版、またその掛け合わせは、導入時よりも稼働後の方が結構大変です。推奨してきた提供元が、そこまでフォローできないからユーザーも諦めてしまったのではと考えると寂しい限りです。
ということで、WPSは、次のような人たちにお薦めしたいです。
編集・制作の効率化・コスト削減を成功させる秘訣
1. 編集・制作の効率化やコスト削減を真剣(優先)に考えている
現状のフローやコストの把握、目標としたい効率化の成果目標、コスト削減をイメージしていると尚よいです。2. そのために多少の犠牲はいたしかたないと考えている
犠牲とはデザイン性のことではありません。効率化は特効薬でもあり、時に劇薬となることがあります。「多少◯◯があっても、それよりも効率化やコスト削減が重要だから」と割り切れるかどうかです。なので、ある程度の判断を会社から任せてもらえるような方がリーダーになるとスムーズです。3. 信頼関係を築き、常に柔軟に臨機応変に対応していこうと考えている
導入する側も慣れるまでエネルギーが必要です。最初は、今まで見えていた自分の責任範疇を超えることで、「本当に使えるのか」「出版できなかったらどうしよう」など考えたらキリがない程、不安になると思います。
その不安と闘いながら、海の物とも山の物とも分からない私たちを信頼していただいて進めなければいけません。また、色々と見えてくると、最初はこうしようと思ったけれども、やっぱりこうするべきだ、などが出てきます。そういった方向修正に柔軟に対応することも重要ですが、最初の目的「編集・制作の効率化・コストダウン」など、その芯を容易にずらさないことがもっとも重要です。
システムが崩壊するときは、その制御が出来なくなった時。多分これは、人間社会、企業社会でも同じことです。システムもその中に秩序を持った社会を作り上げる必要があります。そういった面もサポートしてきた結果、導入企業内、そして私たちとの信頼関係が構築され、10年目を迎えた自動組版システムとして今があると思っています。…とか、堅いことはこれぐらいで。
潜在的な効率化への気持ちを引き出す
なんだか、折角やってみようかなと思っていた人たちに、いきなりハードルを挙げた感じですが、何もせず効率化・コスト削減など出来るはずがありません。導入企業の出版存続、出版競争に勝つためには、相応の気合いが必要です。
勿論、私たちも全力でサポートしますが、この考えがあれば、必ず成功します。
最近導入されたお客様も、この考えをしっかりお持ちで、スタッフ皆さんの協力体制が素晴らしく、半年たらずで50%コストダウンしたそうです。
その他にも生産力がアップして受注が増えた制作会社さんもいらっしゃいます。
使いよう、考えようによっては、それぐらいの力を秘めているのが、「オンライン自動組版」であり、皆さんの効率化しようと思う潜在的な気持ちを引き出してくれます。
編集・制作の効率化のための基本を抑える
展示会場では、原稿作成から下版までの流れが分かりやすい情報誌向けのデモを展示していましたが、これはWPS.3のひとつの形であり、これがすべてではありません。・オンラインでいつでもどこからでも入稿を受け付けられる
・原稿情報を入力して、ボタンを押せば、その場で仕上がりが確認できる
これによって得られる効果は何でしょうか。
効果1)原稿は随時システムにあがってきますので、従来のような原稿整理をする必要がない。
効果2)制作への指示、制作の待ち時間、制作後の校正の必要がない。入稿した人が入れた情報がそのまま出てくるからです。
今現在、インターネットに繋がるPCで仕事をしているなら、入稿にあたって特に準備するアプリはありません。
これだけでもものすごい効果があると、今まで編集・制作をされてきた方々は想像していただけると思います。
難しく考えてはいけません。まずは、考えるな、感じろ、です。
それに向かって何ができるか、それを考え、実現するためのベースがWPS.3です。
少なからずこの仕事に従事している方々は、効率化やコスト削減を考えたことがあると思いますが、「うちの案件では無理かな…」「それするとある部署の仕事がなくなっちゃうんだよね…」とか色々な事情を抱えていると思いますので、無理にお薦めはしません。
ただ、社内的に効率化・省力化・コスト削減の声が現状を上回った場合には、是非前述を参考にご検討ください。
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WPS.3を検討したいということであれば、こちらからお問い合わせ下さい。その際、ターゲットにしている媒体仕様やPDFを送っていただけると助かります。
また、ニューキャストの制作チームでは、編集・制作の効率化をしたいが、システム導入まではちょっと手が出せないといった方向けに、WPS.3制作パックなるものを提案しています。
これは、制作案件として従来のコスト(ページ単価なのか一式なのか)を教えていただければ、予算的にはまずその範囲で従来通りの成果物(印刷用データ)を納品しつつ、システム的な検証も含めて行っています。その結果をもとに導入するかどうか検討していただければというサービスです。
別世界と思っていても、別世界からの侵略は着々と進んでいます
ビビらそうと思っているわけではないです。ただ、我々がシステム系にも足を突っ込んでいるで、ソフトウェアハウスやWEB専門企業、またはそういったことに明るい出版社などから、コンテンツのデータベース化の話しがよく聞こえてきます。
もともと彼らには紙というメディアの制約がないので、システム・アプリ開発、もしくは新たな情報サービス提供など、「コンテンツ」を基軸にして色々なことを進められる立ち位置です。
折角、コンテンツというものに毎日のように身近にふれている出版、印刷、制作などの企業が真剣に考えていかないと、根こそぎ持っていかれるか、彼らの出してくるデータを元にしなければいけない、もしくは蚊帳の外、そういったことにならないように、
・データの整理や管理を進める
・編集・制作の効率化を図る
ということを出来るところから進めて行かないといけないと思います。
そのための取り組みがWPS.3でもある、ということをご理解いただければと思います。
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