組合関係の活動ですが、うちは今回で2回目。
大学、専門学校とかに、インターンシップ受け入れまっせという企業が出張して、学生に企業説明をするというプチイベント。本番は、夢プロジェクトというイベントです。
とりあえず前回の企業説明で第一志望で逆指名した2名は3月中旬からインターンシップとして受け入れが決まっています。
2週間なので、特に何かすごい力になるようなことが教えられたり、吸収出来たりするわけではないですが、就活や面接、採用されて就職する前に、実際の職場を体験できるのは、学生にとっては良いことだろうと思います。
企業にとっては、というか、組合企業は中小ですから、そうそう10人も20人も採用できるわけはなく、1,2名というところも多いんじゃないかと思いますが、中小企業にとっての「人」の重要度からすると、今のうちから、次世代を担う人たちとのコミュニケーションは必要だと思って僕は取り組んでます。
今日ジョブエンジンのdipの営業君が言ってましたが、「つぶしちゃうつもりなら人材をとる必要はないですが、やるんだったら継続的にやらないと穴空きますよね」と。こいつ、いい営業だな、はっきり言うやつは好きです。
今日は100人ぐらいだったと思いますが、だいたい同じような時代を通過してきた人たちの塊なわけで、塊としてみると、それがひとつの時代にも見えてきます。
自分たちの世代と比べて考えてしまうと、なんだかいつもギャップを感じてしまうのですが、そうではなく、この世代の人たちの考え方みたいな中心にもやっとあるものを基準に置いた方がギャップを小さくできるんだろうなと思えるようになってきました。
リクルート系の人(ってあのリクルートではなく)が、就活についていろいろ学生に語ってましたが、履歴書とかそういえば書いたことないなというところから、今の彼ら学生の時代に数分間だけタイムスリップしてしまいました。
よくよく思い出してみると、高校の授業が終わって、適当な大学に合格して、入学までのバイトで、今の会社に入ったというか手伝いで行ったのですが、昔でいう写植が楽しくって、どっかで「これは天職だな」と思った瞬間があります。前社長に褒められて、確か昔使ってた事務所のエレベータだったと思うけど、「天職だと思います」って言いきった記憶があります。「そうか、頑張れ」と、とても喜んでくれたことを思い出しました。
僕は社員にこんな風に言われたことはない。でもそう言われるようになりたいなと改めて思いました。それがその時の勢いであっても、頑張って輝こうとする人たちを潰しちゃいけないと。
1時間ぐらいのオリエンがあって、その後、ブースに分かれて説明会。前回は山本氏が頑張ってくれたのですが、20人ぐらいを5ターン。1ターンが17分で、しゃべり倒しました。
内容は次のようなものです。対象は、新2〜3年生が多かったです。
・DTPで印刷物とWEBアプリを作ってる会社です。
Flash系の技術が紙とWEBを繋ぐことになるんじゃないかという話をちらり。CG系もいたので。でもAIRとかは知ってる人がいなかったな。
・IT希望が多いので、ITでも常駐派遣タイプの企業とか社内開発スタイルの企業とかいろいろあるよ、営業はこういう人がむいてそうだよ、設計は、PGは…みたいな話。
・Grailsを使って、5分以内でWEBアプリケーションを作る
Javaをちょうどやりはじめたぐらいなのですが、こういう技術もあるんだよと。
・勉強会とかに学生のうちから参加してみると、仕事や職場のもっと深いところまで聞けるかもよ。そこで拾ったキーワードを探っていくと興味の持てるものが出てくるかもしれないよ。
前半は向き合って話しをする形で、
後半は、学生君側の席に座って、隣から、後ろから僕のMacをみてもらって、実際作って動かしてみました。身を乗り出して聞くやつもいるし、つかれちゃったやつもいるし、寝てそうだったので、ゴルァの意味を込めて「大丈夫?」と言ってやったが、ノーリアクション。まあ仕方ない。一人でも多く、自分たちがやっていることを覚えてくれればそれでいいんだ、と涙をこらえながら5回の説明を乗り切りました。
最後に片付けしてたら、同組合員の社長さんが、僕が学生に混じって説明する姿を見て「町のにいちゃんが一生懸命後輩たちに教えてる感じがして良かったよ」と話しかけてくださいました。ちょうど黒板が後ろにあったので、それを勝手に使ったりもしてたので、もしかしたら、おめぇ目立ちすぎだというボディブローだったのかな。だったらごめんなさい。根が素直なので、褒められたと今でも思ってます。でも仕事の話とか、今度うちに遊びにいくよ、みたいなことも仰ってたのでいいのかな。気にしないでおこう。
あと、何人かインターンシップで来てみたいという学生もいるらしい、という情報を耳にしたので、とりあえず頑張った甲斐があったかなと。
こういうのは続けてこそ、積み上げてこそ成果が出る物なので、地道にいきます。
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