2009年2月7日土曜日

PAGE2009を終えて

PAGE2009無事終わりました。そして東名を安全運転でかっ飛んで無事名古屋に帰って来ました。

たしか6回目ぐらいのPAGE(一時期はメーカーさんのブース)だった気がするのですが、今年は壮大なスケールで物事が動きそうな予感をさせてくれる展示会でした。

うちにとって展示会とは、一年の総まとめであり、ここから先を展望するにあたって重要な意味を持っています。

PAGE2009のテーマ
PAGEに来る方たちは、印刷会社、出版社、印刷関連機械・ソフトウェアメーカー、製造メーカー、商社と様々です。

とにかく今年は「何やってんの?お宅は…」というお客さんの質問に対して、前日に完成したポスターを指さして次のようなアピールをしました。

問題を共有する立場であること
・手動写植から組版を20年やっている会社であること。
・制作会社は決められた時間の中で作業の効率化を図ることがマストであって、それで利益を上げるしかない。だからこそ蓄積する、数え切れない日々の試行錯誤で得た技術やノウハウをシステムとして落とし込んで、印刷会社さん、制作会社さん、出版社さんらにご提供している。
これを言わないと、システム屋さんと間違われるからです。
システム屋と呼ばれるより、写植屋、組版屋と呼ばれた方がしっくり来るし、うれしい。


問題を一緒に解決していきましょう
・システムやアプリケーションをパッケージとして売っているのではなく、コアになる技術をもとに皆さんと一緒に問題を解決しながら良い仕組みを作っていくスタンスです。

コンサルですか?と言われることがありましたが、そんな大仰なものではなく、あくまで現場の立場でサポートします、ということです。

完成した製品は、その瞬間から過去のものになります。そこまでにあったニーズに対応したものとなります。

しかし、印刷業界で使うシステム(制作側として)は、それを使って製造するものが型に填ったものではなく、常に違う、常に変化する物である限り、今そこにある製品ではもうすでに古いものとなってしまいます。
だから、作った方は、「ほら、今まであった、あのニーズに応えられるようになりましたよ」というアピールで、
何かを探している方は、その何かが分からないので、「あーそうなんだ、、、でもこうなってないと現場じゃ使えないんだよね」となります。
だからちぐはぐなんだと思います。
「おお、これだ!これを探していたんだ!」というのは、製品でも機能でもなく、概念が通じ合えた時だと思うのです。
僕たちの現場でも日々において色々な問題が発生します。
その問題解決は、自社だけでは無理だと思うのです。であれば、もっと情報を交換できるようにしていかなければいけない、と言う思いがあります。
そのような問題も解決していける仕組みを一緒に作る、というのが僕たちのやりたいことです。

ご来場いただいた方々、本当にありがとうございました。

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