2008年7月8日火曜日

WPSでOTFの異体字を適用する

WPSで外字を使いたい場合は、といった感じで、こちらからお知らせしている番号を入れていただきます。
このタグと番号を、DTPアプリが搭載している外字番号に関連付けて出力させています。

外字のエリアには、色々ありまして、
1.DTPアプリ側がもともと持っている外字エリア
2.このDTPアプリを使うユーザが登録するユーザ外字エリア
というものがあります。

さらに、外字を複数のフォントで使いたい場合には、それごとに持たせる必要があります。
DTPアプリによっては、ユーザ外字にあたるものを、フォントとして作成したりする場合もあります。
ちなみに、EdianWingの場合は、1外字にフォントの階層を持たせることができるので、使いたいフォント分の文字を1コードに収められます。書体を変えるだけで外字の見た目も変更されるということになります。
(MC-B2の場合は、また今度。)

一昔前までは、フォントメーカーが準備した文字が、なかなかなくって、結構なたくさん外字を登録していました。さらにシステム上決められた範囲のコードエリアしか使えないため、苦渋の策で、外字を入れ替えたりと、大変でした。
ですが、OTF(オープンタイプフォント)の登場によって、かなりの文字がカバーされることになり、ユーザ外字やユーザ外字フォントを準備する必要がなくなりました。
たとえば、印刷するときには、その外字フォントも同梱しなければらなない、など、印刷事故の原因の一つでしたが、その点がかなり改善されました。

アプリケーションによりますが、「吉」という字を入力した後、その異体字を選択項目から選択する、というような方法で、今まで出せなかった文字が出せるようになっています。

ですが、印刷のときに、出るかどうかというのは、また出力方法によりますので、注意が必要です。
WPS(現行運用バージョン)の場合は、ユーザ外字、異体字にかかわらず、リストから確認できる仕上がりの状態で、外字が適格に出力されていれば、印刷ではアウトライン化されていますので、不具合は出ることはありません。

ユーザに一覧表を渡したいですが、なかなかのボリュームなので、まだ渡していないです。
とりあえず、これに関わるお問い合わせ件数も少ないので、都度コード番号をお知らせしています。

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