2010年1月4日月曜日

2010年 明けましておめでとうございます

ひとまず年末ジャンボもかすっただけで終わりましたので、ちゃんと仕事しないとダメだなと、気持ちを引き締めて今年も頑張ろうと思います。

僕が景況なんぞ語ってもしょうがないので、印刷とか出版に関係するあたり、しかも自分のところに関係するあたりで、考えてみたいと思います。

まず、個人が印税35%の電子書籍を出版できる時代 - Amazon Kindleの衝撃とか、
大晦日特番「誰が電子書籍を読むのか」の閲覧メモにあるように、今までのスタイルを貫くか、見切りをつけて新しい方向へ舵をとるかは、版元さんや著者の方々の考え方によりますが、出版の流れは大きく変わっていくのはもう間違いないことなので、それを見据えて備える年になりそうです。

電子書籍やリーダーなんて必要ない、なんていう時代はとうに過ぎていて、ユーザー(読者)が、欲しい本またはコンテンツを手に入れたい「モノ」「手段」として欠かせないものになる、ということは必至であり、必然的に電子データの重要性が高まる。

コンテンツの様々な用途を目的とした作り方もさることながら、データを「保管する」という点においても、不明瞭な点は今でも多く、それがGoogleさんたちの目論見に一網打尽にされてしまう可能性を持たせてしまっていると思います。

コンテンツデータをいつでも使える状態、使いたいときに使える状態というにしておくことが必要で、そのためには、
・データはどこにあるのか?
・データの持ち主って誰なのか?
・そのデータはどんな(何で作られた)データなのか?
・そのデータはいつからいつの期間で有効なのか?
などなど

…ああ、これ濃くなるので「DTPデータの保管について」という別記事にしよう。

この辺りをちゃんと整理する必要があると思います。

今まで頑張って作っても「印刷」という工程を超えて、何年もたてば行き場を失ってゴミ同然の扱いになってしまっていたDTPデータも、その内容(コンテンツ)とともに、その作り方、保管の仕方に至るまで、それがいかに重要であるか、そういう認識が高まって欲しいものです。

昨日から新しい大河ドラマの龍馬伝が始まりましたが、印刷や出版に大きく影響を与えるGoogle、Amazon、Adobe、Appleなど、押し寄せてくるのは全部海外の企業やサービス。日本の今までの歴史、慣習にも当然良いところはあるのですが、この波は抑えようがないのではないかと真剣に思う年始であります。

では皆さま、今年もよろしくお願いいたします。

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