目黒で2008年9月4・5日開催されているX-DEV2008に行ってきました。
といっても、見に行ったセッションは、2つです。
1.リクルートの川崎さんによる「マッシュアップ × エンタープライズ開発」
2.アンテナハウス村上さんによるCSSスタイルシートによるページ組版の可能性
1は途中からだったのですが、リクルートさんが公開しているWEBサービス用のAPIを使ったマッシュアップの話。
コマーシャライザーというWEB上でムービーとして流すCMを作れますよ、というサービスの紹介。こちらはネット環境の不具合で作るところは見えなかったけど、会社に帰ったら見てみようと思います。静止画であるJPEGと、テキストを合わせてムービーにする感じです。
携帯百景のノリで、ある画像と文字を合わせて、連続したムービーになってます。
どうなんでしょうか。。。自分は理解できてないかもしれない。それをブログに貼れますよ、というところ?まあ、とにかく後でみてみよう。
川崎さん個人プロジェクトのくるくるあいの方が面白かったかなと。
確かに、母国以外のニュースとかを自分の母国語で見るのは面白いかも。
2は、アンテナハウスさんのXSLFormatter改めアンテナハウスFormtterV5です。
CSS3で書かれたスタイルを取り込んで組版してしまうというものです。
従来のFOの書式では、やはりとっつきにくいところがありますが、CSSで書けるとなると、その敷居はかなり低くなります。
これがどういうことを意味するか?
印刷・出版業界からみると、顧客となる企業内でもコンテンツ管理が進んでいて、紙の需要(印刷するという行為)が減っています。多分紙よりもデータとして蓄積されていることの方が多いと思います。(重要文書は違いますが)ですが、今までは、それらのデータをさすがに紙にするとなると、ちょっと体裁整えてとか、用紙サイズとかマージンとか画像解像度とかあって、加工も含めて印刷会社に頼んでいたとします。(顧客にもオンデマンドプリンタが存在することが当たり前になってきているので、顧客としてはPDFだけでももらえれば、みたいな感じに思うかもしれません。)
また、データを加工するわけですから、校正もしっかりとやらなければならない。(Wordデータ入稿から校正なし、というのは今のところあり得ない)
そういった中で、例えばデータ配信がHTMLが先行するとなると、こういったCSSで書ける組版エンジンがあれば、WEB担当がそこまでできる可能性があります。
その方が、顧客にとっては、データが流用できるわけなので、良いことづくしです。
そうするとどうなるか、、、
制作会社は仕事がなくなり、印刷会社は、本当に刷るだけ、ということになります。
企画提案によって顧客獲得をしなければ、価格競争のみでは今日もう戦えない状態のなか、
企画提案する場所も与えられなくなる、ということになります。(極端に考えればですが)
これは、WEB関連を含むシステム業界が気付かないうちに、早急に手を打たないといけないですね。そう簡単に、入ってこれないと思っていたけれど、これはかなり早い段階で流れが変わる可能性がある、という危機感と、素直に、これはすごいなと思わせる、地味だったのにかなり後を引くプレゼンでした。
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