2013年6月7日金曜日

【dproofs】ズレ検知がどこまでできるのか〜PDFの解像度によって検出が変わるのか実験

dproofsの「ズレ検知」について、お問い合わせがいくつか重なったので、ちょっと調べました。

アップするPDFの解像度によって、検出精度が変わるのかどうか

ずっと使っている制作チームに聞いた方が早いので、その結果からすると、
「関係ない」とのこと。

社内での実験によると、PDFの解像度を150/250/400で試して見た目で精度の違いは分からない。
  • 解像度150dpi


 
【10Qぐらいの小さい文字】

【色変更】
  • 解像度250dpi




  • 解像度400dpi






※赤、青で検出が変わっているのは、この実験のためにデータを触って、削除、挿入を検知しているからです。

dproofsにアップするPDFを作るときの考え方

あくまでも社内でのルールですが、
  • 文字物で頁数が少ないときは印刷時の出力プロファイルのまま
  • PDF容量が大きい場合(カタログやチラシなど画像がいっぱいある)は、
    • 解像度を下げる
    • ページを分割する
としています。
これは、アップロードの時間や差分のレスポンスをよくするために、そうしています。

もっとしっかりチェックしたい場合は

ただ、社内からのアドバイスで、
  • 元々薄いアミの上の抜き文字などは、高解像度でも検知しにくいかも。
  • ウェイトが低い文字に関しては検知されていても気付きにくいかも。
という場合は、
  • 出力する
  • 拡大して確認する
  • acrobatの出力プレビューでCとMだけチェックしてみる
ということでした。

Acrobatさんの力を借りる

Adobe Acrobatには、便利な機能がありますので、その紹介をします。
「表示」<「ツール」<「印刷工程」を選ぶと、下のようなウインドウが出ます。

「出力プレビュー」クリックすると、下のようなパネルが出ます。
通常は、プロセス版、C、M、Y、Kにチェックが入っていますので、CとMだけチェックしてみます。そうすると、下のように差があるところだけに色が付くので、確認しやすくなります。

【出力プレビューでCとMだけにしたとき】

右下の違いは、人の目ではまずわかりにくい。dproofsを通しても、違いは分かるはずですが、より注意して確認したい責了間際であれば、このような使い方をオススメします。
ただ、画面のゴミかもしれませんので、画面はキレイにしておきましょう。

日々使うことが重要

作業が終わったらアップする、差分を確認する。そのためには、人やシステムに負担にならないように使う。これだけで、救える事故があると思います。そのためには、使うシーンをわけるのではなく、何でもここでやるぐらいのルールと、何故そうするのかという目的の共有を徹底させることが必要だと思います。




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