久しぶりにEdianでDTPをした。
改訂版の入稿で、文字直しはちょろりとだが、画像修正がある。
この仕事のルールとしては、前年度版をまるまるコピーして、今年度版を作る。
また、画像も合わせて、年度ごとに差分を管理することになっている。
そしてそこには年度が分かるようにするために名前付けルールがある。
最初の内は、指示通りに画像修正の該当ページに付箋を貼って、画像ファイル名を
そこに書き込んでいたが、「うーん、これって後々めんどくさいな」と。
めんどくさい理由としていくつか挙げてみた。
1.付箋を貼るのがめんどくさい。
2.付箋にファイル名を書くためにボールペンを手にとるのがめんどくさい。
3.付箋にファイル名を書くのがめんどくさい。
4.付箋がとれないように気を遣うのがめんどくさい。
5.ファイル名の文字を間違えてないか気を遣うのがめんどくさい。
※結果として4、5は必要。
また、画像修正の担当者は、イラレで作業するわけだが、不安要素がいくつかある。
1.この付箋にあるファイル名を見て、該当ファイル名ではない、よく似たファイルを修正したりしないだろうか?
2.ファイル名を付け間違えないだろうか?
3.保存場所を間違えたりしないだろうか?
4.間違って、昨年の画像をコピーする前に、上書きしてしまったりしないだろうか?
もうひとつ、画像修正から帰ってきた後もめんどくさい。
1.該当ページを開いて、画像を選択して、画像入替メニューをクリックする。
2.画像入替対象を探す。ファイル名がよく似ているので探しにくい。
3.対象画像をクリックして、ページに反映させる。
4.サイズなどを確認する。
5.ゲラ出しで確認する。
※4、5は何をしても必要だな。
ということで、せっかく「画像入替」のコマンドがあるので、それにしてみる。
おお、いいじゃない。
では、フローにどうのせるか?
1.DTPオペは、文字修正をしながら、画像に修正が入っていたら、その部分を、マーカーで囲う。
※これは、原稿を傷つけるのでお客さんの了承が必要。大抵は快く受け入れてくれる。
2.該当ページの端に、画像修正担当者が分かるように付箋を付ける。
3.画像ファイル名をプロパティパネルを開いて確認し、テキストファイル(またはエクセルなど)に写す。
※コピペできないバージョンなので、ちょっとやっかい。でもテンキーで打つのと、ボールペンで写すのには大きな差がある。
4.写した画像ファイル名のリストができたら、それをプログラムにかける。
※画像ディレクトリの位置は指定する必要があるだろう。
5.プログラムは、指定されたディレクトリ以下のファイルをスキャンして、ルールによって、新しいディレクトリを作成し、元ファイルをコピーして、ここに入れる。そのとき、ルールによりファイル名も付与されているものとする。さらに、画像入替用のコマンドが記述されたテキストファイルも生成しておく。さらにベストを求めるなら、記事を開く、テキストを読み込む、PS書いて、PDFを作る(マルチスプーラが必要だけど)一括処理までかけてやると、下記のようにDTPオペに戻す必要はない。
6.画像担当者は、指示されたディレクトリにあるイラレファイルを開き、修正する。
7.修正が終わったら、DTPオペに戻す。
8.DTPオペは、画像入替用のコマンドファイルを読み込む。
9.あとは確認。
ここまで書いたら、利点は分かると思う。
最初の指示さえ間違わなければ、あと画像を100%で貼ることを義務付けていれば、の話だが。
指示する手間、探して開く手間、再度入れ替えする手間、ルールのプログラム化による作業の安定性、、、
などなどいろいろある。再校、三校とくれば、この作業はさらに正確さや利便性が高くなる。
そもそも、組版と製版・版下作業は分けるべきだと思うので、こちらの方がよりスムーズにいく。
もっとよいのは、新規で作るときから、画像ファイル名のリストを作っておいたりすること。
DTPアプリによっては、リストの書き出しとかもできたりするので、それを使う。
是非やってみるべしです。はい以上。
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