2008年5月3日土曜日

教科書を発刊する大手出版社の倒産

僕らの業界にとっては超大手なんですが、やはり少子化による影響というのはここから一気に来るのかもしれません。

教科書までは制作していないですが、周辺の副読本などを長年制作してきました。その中でも昔から予測できている事態であって、試行錯誤というより暗中模索で今日に至る訳ですが、教育出版物をコンテンツとしてみた場合、ネットインフラのおかげで明からに読者への配信方法、伝達方法も変えていかなければならないということもあり、ターゲットの読者の少子化による減少の中、いかに自社コンテンツに付加価値を付けて、もしくはサービスに付加価値を付けてシェアをとるか、というところに焦点が絞られていたと思います。
ただ、その基点となるコンテンツをどう整理していくか、というところでいつも壁があり、なかなか統合できない、せっかくある素晴らしいコンテンツをなかなか生かし切れていないのではないか、または将来的なビジネスモデルがなかなか定まらないのではないのかなと思われます。

しかし、「教育」というキーワードは、社会の中で基本となる要素なので、福祉的な要素とビジネス的な要素をうまく融合しなければならない、という介護ビジネスにも似た関係にあるなあと思いました。ただ、いつのまにか肥大した市場になってしまったこのビジネスは、今に合わせて慎重に整理していかないといけない、「教育」に影響を及ぼすまでになってはいけないと思います。

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