2008年3月25日火曜日

組版現場を後ろで眺めてみる

うーん、時間かかりすぎ、というよりかけすぎ。
何で時間がかかるんだろう、とちょっと真剣に見学。

まず、表示画面に頼りすぎかも。うちのDTPは情報処理系なので、見た目で捉えてはだめだと思う。上手く言えないけど、マウスの動きと、画面表示切り替えの回数の動きが多すぎる。

そもそも、初校戻りで、基本レイアウト変更は、イタイ。。。
変更があるのは、お客様がおっしゃるなら仕方ないのかもしれないけれど、
そうならば、変更がきく手法で作っておくか、がっつりテキストで書き出して、修正して戻す(お客さんの了解がいる)かして、手間を減らす努力をせねば、、、あの操作は、間違いが発生するかもしれないし、いったり、来たりで時間かかるの当然ですがな。

まあ、そう考えると、自動組版の道をやっぱり考えた方がいいんだろうなと。
本気で、XSLFormatterでいけないかと、ひさびさに調査。
サンプルがあまり代わり映えしないのが残念ですが、FOからINX経由でINDに落とせるとか、
ちょっと気になるが、http://blog.dtpwiki.jp/dtp/2007/10/foxslformatteri_b36d.htmlにもあって、アンテナ小林さまもおっしゃるように、FOで自動組版できるなら、いちいちINDに持っていって手作業で直すことを考慮すべきかどうかは疑問。結局堂々巡りでは?と感じてしまう。
つまり、本を作っていく流れを、全面的に変えなければ、出版社も印刷会社も制作会社もつぶれてしまうということだと思えて仕方ない。

技術と知識のあった組版職人が定年を迎え、次の世代が、人海戦術で乗り切ろうにも、乗り切れず、さらに次の世代は組版なんて言葉もないだろうから、ひたすら手動で、という間に、国内ではできなくなるか、出版自体が底を打つか、というところじゃないだろうかと。

体裁のこだわりの中に品質を求めるのではなく、本作り全体の品質向上という路線が必要ではないのかな。

0 件のコメント: