2008年12月24日水曜日

研修生と〜お疲れ様〜プレゼン大会。。。そしてここがGCR忘年会の会場です

研修生のお二人が一ヶ月の研修の最後の日なので、彼らが作ったWebアプリケーションをお披露目していただきました。
そして、先日お話の中で、「今自分たちでGrailsを使ってWebアプリケーションを作ってますが、実際どこまでいけるものなんだろう」「どういうものができるんだろう」という疑問を上げてもらったので、社内で開発、運用しているWebアプリケーションなどをプレゼンすることにしました。

1.ファイル管理システム(研修生)
座学では、DreameWeaverを使って、HTMLにCSSを付加して静的なサイト構築を学習していましたが、GrailsによるWebアプリケーション開発に取り組んでもらいました。
このシステムは、画像、PDFなどのデータをアップロードし、カテゴリを付与して管理するシステムです。ユーザ認証などはまだ付いてませんが、CSSもそれなりにいじってなかなかの出来だったと思います。

2.PDFドキュメント作成・管理システム
複数ページを持つPDFをアップロードし、ページを組み合わせたり、その中に文字や画像を貼ったりしてオリジナルページを作る、というようなシステムです。

3.タウン情報誌制作支援システム
PA^nをベースに、XSLFormatterをレンダリングエンジンにしたWEB入稿、自動組版システムです。ページ割り付けが終わると、それぞれのアイテムのPDFをInDesignに引っ張ってきて、最終ページアップをするという仕組みです。名前出して良いとお客様から許可いただいているので公表すると「Milkl」です。熊本など九州地区で出版されている「Nasse」も同じ仕組みです。
InDesignで作成したデザインをシステムにパターンとして登録できるようになっています。

4.新聞紙面制作支援システム
これもPA^nベースの仕組み。EdicolorやEdianWingを自動組版エンジンとして使っていて、他システムとも連携したりと、大変細かく、そして大きなな仕組みです。

5.会報誌制作支援システム
「2」をベースに作ったもので、オンデマンド印刷に、配送先の住所、名前などはもちろんのこと、プラスアルファとしてオリジナリティ(自分で作ったページを差し込む)を加えることができる仕組みです。

6.掲示板システム(見習い君)
まだ2ヶ月ぐらいの見習い生ですが、制作の仕事をしながらちょっとずつやってます。
自分がどう使いたいかというところが分かっている分、実装は軽いけど、最低限として的を得ているかなと思いました。

7.制作物管理、制作工程管理システム
これも公表してよいはずだったので、言いますと「小川君」という名前が付いたシステムで、制作案件ごとに、そのやりとりを管理しよう、というシンプルなシステムです。無くてはならないシステムとして運用されています。

と言った具合です。

ちなみに会場は、こちらです↓


研修生は、パワポで説明用の資料を作ってました。
人に伝えるっていうのは難しい作業ですが、要点がまとまってて良かったです。
今まで作ってきたものを改めて見ると、「あと一歩だよな…」と思います。良い意味で。そういう気持ちの方が盛り上がる。でも、ちゃんと、相手に伝わるようにまとめて、再利用して売っていかないと飯が食えんからね。どうも僕らは「売る」というのが苦手だな。出来上がったモノは他では出来ないモノであることは間違いないんだけど。最終の完成品を要求されるとうまくいかないことがしばしば。使いながら拡張する手法だととてもうまくいく。これはまた明らかな事実。いつも試行錯誤です。

とにかくお疲れ様でした。

風邪引いた。。。

MacOSX(Leopard)のシェルをzshにする

ターミナルで、
>bash
と打てばbashに
>zsh
ならzshになる。
でも
>echo $SHELL
すると、
zshにしたのに
/bin/bash
とかなるので、
sudo dscl . -create /Users/***** UserShell /bin/zsh
※*****はユーザ名
にすると、ユーザシェルをちゃんと変えてくれる。
ターミナルを再度開き直すと適用されているのが確認できる。

2008年12月22日月曜日

Ustream.tv〜今さら試す

テストで我が家のクリスマスパーティを録画してみました。
MacBookでちょいと引き気味で、ちょっぴりだけど。
簡単だね〜〜〜

2008年12月21日日曜日

オンラインストレージ〜とりあえず無料

http://www.livedrive.com/

Windowsはストレージをドライブとして見てくれるツールが準備されている。
Mac版は「ちょっと待ってね」らしい。

とりあえず登録してみた。
ファイルを選択しておけばアップし続けてくれる。今のところ通常スピードでボンボン上がってく感じ。
共有できるっぽいのでやってみようと思ったら、「500」のエラー。また今度試してみる。
ちょっと使ってみようと思う。

2008年12月11日木曜日

おばあちゃんの孫として思うこと

熊本の出張から戻って、なんだかんだバタバタしつつ、帰り際になって聞いたのですが、
S君のお婆さまがお亡くなりになられたとのこと。なんと100歳の大往生だそうです。
心からご冥福をお祈りいたします。

僕のおばあちゃん(母方)は、鹿児島にいたのですが、同じように熊本に出張のときでした。
熊本からレンタカーでそのまま鹿児島に入ったのですが、もうそのときには、鹿児島、宮崎の親戚がたっくさん集まっておりました。

そんな中、玄関を上がってその光景を見たときに、すごく不思議な感じがしたのを今でもはっきり覚えています。
おばあちゃんは7人の息子、娘を持つ人で、そこに2,3人の子がいるので、いとこだけでもかなりの数になります。そしてひ孫たちもいますので、お嫁さんや、婿殿を除いたとしてもかなりの人数が一堂に会す場となってごった返していました。

人間の全体数から言ったら少ないのは当たり前ですが、おばあちゃんがいなければここに誰も存在すらしていないんだな、と思うと、偉大さとかを通り超した不思議な感じがしたのでした。

「お葬式初めてなんですよ」というS君
「おばあちゃんがそういう機会を与えてくれたんだなと思います。」と言ってました。
そうだよな、、、何かしらの人生のイベント(言葉悪いかもしれませんが)は、自分にとって何かを得る、変わる機会なので、そういうピュアな気持ち、受け入れる気持ちは大切ですね。

と、そんな彼もブログを再開。
昔のもリンク貼ってね。

2008年12月10日水曜日

研修生による課題アプリちょっと変更。でもできてますねえ。

ショッピングカートとかなんとかだったんですが、変更して簡易的なデータの管理に、ファイルアップロードとか検索とか付けてみるものにしました。

2日かかりましたが、二週間ぐらい前までなんの知識もない人たちが、周りのちょっとした手伝いがあったとしてもここまではできるんだと確信できたのが、僕にとって一番の収穫。

うむ、素晴らしい。

本人たちはまだしっかりと教えられた内容を把握できていないところに不安があって、自信なさげですが、
まずは、やろうと決めて、それをちゃんと出来たことが素晴らしい!!

多分詳細は、本人たちのブログにあがると思われます。右下のNCブログからどうぞぅ。

以上

移転先事務所になんとなくいろいろ並べてみた

ああ、大丈夫、広い。まだ広い。よかった。
パーテが立ったり、人が入ったりすると、狭くなる感があっても、まあ大丈夫だろう。
でも、引っ越しって高いんだなぁ。やっぱり。前の時もそうだったから覚悟してたけど。
頑張ろうね。

2008年12月3日水曜日

旅のしおりを作るサイトをちょっと調べてみる

offbeatguides
かなりのコンテンツ量がある海外のサイト。
行き先、いつからいつ、どこから、などを入力していくと、
その近くの食べ物屋とか、施設の場所とかをざっと出してくれる。
そこから、いるものをチェックして自分の旅のしおりを作る。
というかガイドブックですが。
価格は、印刷したもの、PDFダウンロードで差が付いている。
10〜25$ぐらいの幅。ページ数関係ないのかな。試しに作ったら100ページぐらいになったけど。
こういう既存のコンテンツを有効活用するってステキですね。
ガイドブックを作るというところより、コンテンツをWEBサービス対応にしてくれないかしら。

MapFanの旅のしおり
またたびの旅のしおり
両方とも操作性というところでは同じ感じのようですね。

ただ、ここまでしっかり操作してユーザが作れるのか、またリピートとして使えるかどうか、というところは、まだ実験段階なのかな。リクルートとかもやってそうだし。。。

「旅行」系の話で、DB化とかパンフレットや、しおり自動作成というような案件は、たまに持ち上がったりしますが、どうも使う側のユーザ主体で考えると、もっと簡便なものでないと、いけない気がしてなりません。
入れる項目が多いんだよなあ。もっと連携すれば楽にできそうなのに。
組版は、帳票系でやってしまうと、デザイン性が引き出せないので、InDesignとかXSLFormatterとかがいいんだろうな。
だいぶ前に、旅のしおりをFOでやってた人がいた気がするけど。ものすごく近いところに。

今ならPA^nとかInDesign連携もかなり出来てきてるので、なんなく行けそうだなあ。
既存のWEBサービスとかとも連携出来たらステキだなあ。
何か案件があったら相談してみてください。考えてみますので。

自分たちのミスで起こした事故からの復旧対応で考えること

言い訳できない状態で…もうくたくたデス

まず第一報からの状況把握で、「まさか、それはないでしょ」という内容のところまで確認できていなかったのが、失敗。その後の対応を遅らせたと思います。
お客さんは、なんとアナログな手法(目検)で、データの整合性をチェックしてくれていたことで、かなりその後の時間を稼げた。本当に感謝です。

人間は疲れてくると、恐ろしく思考が低下する、ということを今までの経験上よく分かっているので、まず状況把握。復旧までの段取りをよく考える。
ここでもちゃんとお客さんと途中経過でも話しをする。

トラブルになると、自社でとりあえず解決したい、怒られたくないという思いから、あとで電話しようとか思うが、心配なのはお客さんも同じ。そして、そうやって途中で話すことで、別のアイディアが出たりもする。ここで隠したりすると、もっといけないことになる。だからお互いに緊急事態を認識して、状況を正確に把握できる状態にすることが大事。そういうときは専門、プロである自分たちが引っ張っていくしかない。そこでつまずいて、お客さんに主導権を握らせてしまうと、自社のスタッフの動きが鈍くなり、復旧にも時間がかかる。

そうなってしまうと、「お客さんがそういうんですよ」とか言う人が出てくる。もうこれではダメです。かなりまずい状態なので、「私が責任をとりますので、こちらの指示に従ってください」ぐらい言えるようにならないといけない。それがプロであると思います。
こういうときに、そこが計られるものだと思います。

今回のような事態は起こさないことが最も重要ですが、起きてしまったとき、ちゃんとお客さんのことを考えて対応できるか、自らプロとして逃げずに動けるか。。。

まだ予断は許さないですが、頑張ります。

2008年12月1日月曜日

研修生なブログが公開されています

11月27日から研修生が2名来ておりますので、そのブログでございます。
1ヶ月しかないですが、見ていくと、いろいろ面白いかもしれません。

http://sateliteworks.blog57.fc2.com/

http://rs.180r.com/humanite/

実は、この試みには、いろんな意味(願い)があります。

・業界の宣伝〜印刷・制作業界、その仕事がどんなものかをより多くの人に知ってもらうたい、という願い
 最近は、DTP、印刷となると、給料が安い、残業が多い…などなど、あまり良い印象はないようです。面白いのに…。

・「作っている」という感覚と、「作り出す」という感覚の違いを分かって欲しいという願い
物作りには何でも共通することだと思いますが、僕はいつもこう思っています。
作っている人とは、言われたこと、自分が知っている範囲内で「物作りをこなす」人であって、世に出している人ではない。誰かの手によって、例えば営業さんの手によって、お客さんに出されているものである。
作り出す人とは、受け取ったときから、「作り出す」工程はもう始まっていて、出来上がった物に自信を持っていて、それが営業さんの手によってお客さんに渡されたとしても、そこに自分のインパクトを出すことができる。
お客さんの目は決して節穴なんかじゃありません。結構ちょっとした気遣い、違いに敏感です。
「作っている」人は、言葉は悪いですが、「いいなり」になってしまっています。
「いわれたからそうした、言われたとおりにした」=「いいなり」ということです。
これでは、いつまでたってもそこから抜け出せないです。そして、効率化なんぞ、空想で終わります。

「作り出す」人は、どうしているかをちょと考えてみました。。。

仕事に使うツールをまず熟知している人。ツールとはソフトウェアだけではありません。仕事に使う使わない関係なくです。他にいいツールがあれば試してみます。だからアンテナを張ることはとても重要です。

そして、自分の環境をいつも最善の状態に整備します。環境とはマシン、ソフトウェアのことだけではありません。人の気持ち、自分の気持ちも同じです。

また、自分が効率よくできると自信のある型を持っています。そして、それをいつも磨いています。そこで、何か仕事が来ると、その型にはめるのです。でも、三角形の型に、四角形は入りません。そこで、まずどうするか?
その四角形が、次の仕事、自分の型に入れるべきだと思ったら、仕事を始める前(もしくは途中でも早い段階で)に、四角形の型の作成に入ります。
それは、チャレンジです。うまくいかないかもしれない。
でも、三角形の型を持っているのに、それを破棄して四角形を作ることは、とても屈辱的です。だったら、今度は五角形にも六角形にもなるものを作って待っててやるぜと思います。

もっともいけないのは、三角形だと思ってやったら、後で四角形であることに気付くとか、なんとかなるかなと思いつつやってみたら結局だめで、最初からやり直しになる、とか。

でも、僕はめんどくさがりなので、三角形の型にはめた方が早くできるので、はみ出た一辺について、相談します。「これっていらないですよね?バランス悪くなりますもんね」と言います。運良く「ああ、いらないですね」となったら、即忘却。「いや、これいるんですよ」となったら、理由を聞いてみる。自分の辞書に入れるべきかどうかを判断しなければいけませんので。お客さんは大抵同じような要望、要求をしてきます。だから、自分が切り返せるようになるために、そういう意図はどんどん吸収します。そして、自分の型を拡張するかもしれない。これはいいこと聞いちゃったと。
お客さんが発注先に対してしてほしいことの根本に、「これやって」「了解です」で、ちゃんとしたものが出てきてほしいと願っています。そのためには、お客さんの好みを知るのも必要です。ただ、それ以上に必要なのは、「自分ならどうする」という感覚です。お客さんの好みに合わせていくようにみせかけて、実は自分が良いと思う方向(品質、速度、将来性)へ持って行く、ということです。もっと言うなら「やりやすい方向」です。

ただ手を抜くということではありません。
物作りをする過程で、お互いにリスクを少なく、良い物を仕上げるにはどうすればいいか、を真剣に考えた末のことを、きちんと分かるように説明してあげることです。これこそプロだと思います。
時間を掛けて遅くまで、休日まで使って仕上げることが最善ではない、プロではない、ということです。
いかに日常の作業を短く済ませるかを常に考えていれば自然と流れが良い方に変わっていきます。
ただし、そこで早くできた分、もっと自分の技術に磨きをかけなければいけません。
それこそがプロがプロとして生き残っていくために最も必要なことです。

・「やる気」というモチベーションは、自分で上げるしかない、ということに気付いて欲しいという願い

「うわ、これやらんといかん…」と思ってやる仕事と、「おし、これやっとこ」と思う仕事では全くやる気が違う。やる気が違うということはスピードも、理解力も違う。
あれもこれもやっとかないかん、と思ってしまうと、何にも楽しくない。そのときにはもう「やりたくないこと」になってしまっているからです。それでは仕事は続かない。
仕事でやらされていると思う、もしくはそれさえも感じずにやっているのであれば、ひとつひとつ任されたことから、自分から、「この仕事でこれを身につけよう」「次に同じことをやるときに備えて、今からやることの作業ログをとって、あとで検証して、次はあの人より早くやってやろう」というように考えれば、全部面白い仕事に変わる。

・「教える」「教えられる」ということの大切さ、大変さ、楽しさを理解して欲しいという願い
技術というのは、常に変わっていきます。
既存の技術に追加されたり、修正されたり、無くなったり、全く新しいものになったりと。
今持っている自分の技術を伝えていく、ということが組織作りに必要です。組織も人間と同じ生き物です。ただの「箱である」ということではないのです。そこにいれば雨風しのげるというものではないのです。自分たちで土台を作り、屋根を作り、時には修理したりと、していかなければなりません。そうやって築き上げていく努力を常にしてこそ、組織が成り立つわけです。

新しい人がきたら、自分の持っているものを惜しみなく教える。そして、自分はもっと上を目指す。そこで、教えるときには、どう伝えればいいのか、どうまとめておくのがいいのか、他にどんな技術があるのか、それは本当に正しいのか、ということを真剣にやらないと、企業の中で教えるという行為には当たりません。それは「できそうなことだけやってもらう」ということになると思います。僕もそうでした。でも、それではダメなんですね。そうやってれば、いつか興味が湧いて、そのうち自分から踏み込んでくれるだろうと思っていました。「覚えられないなら、まあ、最悪自分でやるか」みたいな感じだったと思います。今はっきり言えるのは、それではダメだったということです。なので、教えるなら相当の気合いで教える。教えられる方も、分からない、違うのでは?、というように、そこでも真剣勝負する。それは企業にとって命とも言える技術の継承だからです。それを中途半端にしてしまっては、何も形として残らない、と思います。

なのですが、堅苦しくこういうことをやってもダメなので、今いるスタッフがそれぞれ持っている技術をセミナー形式で、それぞれの枠を作って研修生に教える、という試みをしてみることにしました。
さてさて、どうなりますかねえ、乞うご期待。